- 投稿 更新
- 美肌になるスキンケア - 洗う
この記事の最終更新日は 2019年3月4日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
「あれ?化粧水付けたらちょっとお肌がピリピリする・・・」
「なんだか顔が痒い」
肌がチクチク、ピリピリしたり、かゆみが出たりする状態を、「肌荒れ」「敏感肌」と言ったりします。
では、実際に「肌荒れ」や「敏感肌」と感じた時、どうしますか?
敏感肌用のスキンケア化粧品も、多く販売されてますよね。
肌が敏感と感じた時、ついつい手が伸びるのですが、ちょっとまって。
最初にするべきことがありますよ。
目次
敏感肌と感じたら、まずは洗顔・クレンジングを見直してみる
敏感肌の人って、実はそんなに多くは無い
根っからの敏感肌の人って、実はそれほど多くないそうです。


本当に肌が敏感な人が少ないことは、皮膚科医の吉木伸子先生や、米澤式健顔の米澤房明さんが、テレビや著書の中でおっしゃっています。
けれど、肌が敏感だと感じる人が多いのは、知らず知らずのうちに「自分で敏感肌を作っている」のだそうです。
敏感肌は簡単に作れる!
そもそも、敏感肌というのは汗や埃など、健康な肌なら何でもない外部からの刺激に反応し、かゆみや痛みを感じる状態です。
で、この健康な肌と、敏感肌の大きな違いは、「バリア機能がしっかり働いているか」ということです。
バリア機能とは・・・
肌の表面にある角質層には、角質細胞が並び、その間をセラミドなどの細胞間脂質が満たしている。細胞間脂質はセメントのように、角質細胞をつなぎ合わせ、バリアを作ることで、外部からの刺激を防いだり、肌の水分の蒸発を防いでいる。
バリア機能が低下した肌は、温度の変化など些細な刺激にも弱く、乾燥しがちです。
そして、バリア機能を低下させることは、割りと簡単です。
- 肌をこする
- 洗浄力の強い洗顔やクレンジングを使う
特に、お風呂などで肌がふやけた時にこすると、角質細胞ははがれやすくなります。
また、細胞間脂質は、洗浄力の強い洗顔やクレンジングを使うと、汚れと一緒に洗い流れていきます。
角質細胞や細胞間脂質が失われると、バリア機能が発揮できませんから、敏感肌と感じるようになるのです。

肌に一番負担がかかるのは、「洗う」こと
数多くあるスキンケア化粧品には、多くの成分が配合されています。
もちろん、人によってはアレルギーなどで合わない成分もありますが、日本で販売されている物は、ある程度の安全が認められています。
けれど、顔を洗う洗顔やクレンジングは、選び方や使い方を間違えると、肌にとっては大きな負担になることも。
スキンケアの中で一番負担になるのは、「洗う」ことだそうです。
ですから、肌が敏感と感じたら、肌に負担となっている洗顔や、クレンジングを見直す必要がありますね。
洗いすぎてない??
洗顔やクレンジングを見直すことは
- 敏感肌になった原因を取り除くことができる
- 敏感肌にこれ以上刺激を与えない
ということができます。
脱敏感肌!化粧品ジプシーにならない為に、
敏感肌と感じた時、敏感肌になった本当の原因を、取り除かないといけません。
けれど、「スキンケア化粧品のこの成分のせいじゃない??」となると、もう大変です。
世間には、化粧品の成分について「この○○という成分は肌に良くない」と言う話がたくさんあります。
そういう話を目にすると、「そんな成分の入っている化粧品を使ってるから、肌が敏感になってるんだ」という風に思って・・・
○○という成分が入ってないスキンケア化粧品を探して・・・
でも、結局敏感肌は治らず、次のスキンケア化粧品探しへ・・・
そして、スキンケアジプシーの誕生。

洗うことを見直さないと、敏感肌になった原因も取り除いてないし、敏感肌への刺激を減らしてないので、肌の状態は良くなるわけないんですよね。
洗顔やクレンジングを見直しても、すぐに敏感肌が治るわけでない
私の「脱敏感肌のためのスキンケアジプシー」はしばらく続きました。
その理由は、洗顔やクレンジングを見直しても、すぐに敏感肌は治らないからです。
敏感肌の多くは、肌のバリア機能が低下した状態です。
肌のバリア機能を回復させるには、角層を角質細胞と細胞間脂質で満たすことが必要です。
細胞間脂質は、セラミドなどを配合したスキンケア化粧品で補うことができます。
でも、はがれ落ちてしまった角質細胞は、スキンケアではどうにもすることはできません。
バリア機能を回復させるには、ターンオーバーによって、新たな角質細胞ができるまで、待つしかないのです。


私は何度か、肌を洗いすぎて失敗してますが、全くかゆみを感じなくなるまで、1カ月以上かかりました。

今まで使っていたスキンケアで、肌が敏感になったと感じるなら、洗顔やクレンジングによって、肌のバリア機能が低下していることが考えられます。
特に、細胞間脂質の一つであるセラミドは、加齢とともに減っていくので、バリア機能も同じように低下していきます。
誰しも、今まで通りスキンケアしていても、「あれ?敏感肌になったかな?」と感じるときは来るんですよね。
そんな時は、慌てて敏感肌用を探すのではなく、洗顔やクレンジングを見直す方が、脱敏感肌に繋がりますよ。
もちろん、痒みや炎症が強いときは、病院に行くことも大事です。
私は金属アレルギーなので、ビューラーでまぶたがかぶれてしまったことがあります。
病院で診てもらい、薬を塗れば、あんなに痒かったのが嘘のようにおさまりました。