化粧品のこんな成分は危険だ

この加工食品は食べてはいけない

 

とかよく聞きますし、そういった書籍もみかけますよね。

そして、そのフレーズはとても興味を引き、時に「おっ?そうなの?それはいけない。もう買わんとこ。」と思う我々。

 

でも、今日は「いやいや、なんでもかんでも毒物扱いはしちゃいけませんっ」っていうお話です。

 

化粧品の毒物代表、界面活性剤&防腐剤

合成界面活性剤フリーとか、パラペン不使用といった化粧品が、最近増えてきましたね。

まあ、その辺からも、界面活性剤や防腐剤の印象って、あまり良くないことがわかりますよね。

 

確かに、クレンジング等に含まれる界面活性剤の中には、洗浄力が強いものもありますし、パラペンなどのある成分に対して、アレルギーを起こしてしまうということはあるようです。

それは、その成分の特徴であり、客観的事実であるわけです。

だから、そういった自分にとって洗浄成分が強いものは控える、アレルギーのある物は使わないというのは、当然で賢明な判断です。

 

けれど、そうではなくて、ある一部のデメリットが、さも全ての同種の成分のデメリットとして紹介され、毒物のような扱いを受けることに、なんだかな~と思います。

 

その代表格が界面活性剤であるんですが。それはそれは、すごい嫌われようです。

実際に、界面活性剤を使っていない化粧品だけ使おうと思うと、選択肢は限られます。使い心地などの好みは、二の次、三の次。化粧品を楽しんで使うことが難しくなり、残念だなと感じます。

 

 

絶対危険な成分も無ければ、絶対安心な成分も無いのが化粧品

化粧品(スキンケア化粧品も含む)は、基本的には使ってみて、痒みや赤みが出るなどのトラブルが無ければ、肌にとって概ね問題なしと言われています。

 

けれど、ネットや本で「○○○という成分は危険だ」みたいなことを読むと、つい不安になるもの。

 

実際には、「これは危険」と断言できるほど危険すぎる成分は、日本の化粧品にはほぼ入っていません。逆に、「これは安全」と断言できるほど安全すぎる成分もほぼ入っていません。

「美肌のためにしっておきたい 化粧品成分表示のかんたん読み方手帳」より引用

 

いろいろと不安をあおられるけれど、日本の化粧品には、絶対危険な成分はほぼ入っていないので、まあ安心して使えるということですね。

 

 

塩だって大量に食べると死に至ります

毎日暑い日が続き、「熱中症対策に水分だけでなく、塩分の補給も必要」なんて話も聞きますよね。塩は人間に絶対必要なわけです。

 

でも、その必要な塩分ですが、一度に50~100g食べると命の危険があるって知ってましたか。

体重1kgあたり1~3gの塩を食べると(体重50kgの人なら50~100gの食塩)、半数の人が死に至る危険があるそうです。

 

誰もそんな大量の塩を食べないし、食べられないから、塩で死に至る危険性なんて、あまり気にしないわけですよね。

どっちかっていうと「塩は体に必要」っていう方が、メジャーです。

 

化粧品も量が問題

実は化粧品も、「一度に使う量や、どのくらいその成分が肌に残るのか」ということは余り考えずに、その毒性を語られることがあるのだそう。

 

その成分を、大量に肌に塗れば毒性があるとしても、実際に化粧品に配合され、使う量は危険のない量。だから、日本で化粧品に配合して販売されているわけです。

 

結局は配合されている量の問題ということになります。

ですから、配合量や、1回の使用量などを無視して、成分の名前だけで毒性を判断するの

は、そんなに有効とはいえない、ということ。

 

それに、あんまり人の不安をあおるのも、ね。どうせなら、もっと人が喜ぶようなこと言った方がよくない??

 

この方々の事を思うと、毒物扱いできません

化粧品メーカーは沢山あって、日々新成分の研究や開発に努められています。そして、どの成分を採用し、どれくらいの量を配合するのか、作っては実験を繰り返されているんだと思うんです。

 

今はセキュリティーなどの問題から、家族であっても、職場の中にズカズカと入って行けませんよね。職業によっては、家族が働く姿を見たことがない場合も、多いのではないでしょうか?

 

私のまわりには、化粧品メーカーで働く人はいないので、想像にはなりますが、数字とにらめっこしながら、スポイトで微量を測り取りとったり、また多くの数値を見て考えたり、繊細な作業の連続ではないかと思います。それも1日中。

 

多くの方々は、肌への刺激は最小限に、肌の悩みを改善する製品を作るために、尽力されているんだと思うんですね。

 

そうやって出来上がったものを、「○○という成分が入っているから危険」「この製品は毒性がある」と決めつけるのはどうなんでしょ。自分の身内が開発にかかわっていた製品だと想像すると、ちょっとつらい。

 

いささか妄想が過ぎましたが。

一生懸命作ったから、絶対安全というわけではありません。でも、デメリットしかない成分をわざと配合するということも、そうは無いのではないかなと。

 

中には、「そういった大量に使えば毒性がある成分が入った製品」を使う気になれない人もいるし、それは好みだしいいのだけれど、「これは毒物やで」ってみんなに広めるのはやめた方がいいよねって思う。

 

あと、こういう業者は無くなるといいね。

そもそも、存在するのか知らないけど。

正しく伝える努力は必要だと思う

以前、加工食品に使われてる添加物について、「市販されている加工食品には、界面活性剤が入っています。そしてその界面活性剤は、食器用洗剤などにも入っているんですよ。」という内容を何だったか忘れましたが、読んだことがあります。

 

「そりゃ、大変だ!洗剤飲むなんて絶対危険。その加工食品を食べるのも危険よね。」

ただし、食器用洗剤に使われている、界面活性剤と同じものが入っていればの話ですが。

食器用洗剤のボトルの裏側を見て見ると、

 

と書いてあります。

決して飲むもんではありませんよね。それを加工食品に入れますかね?

 

ちなみに食品添加物は、

  • 指定添加物
  • 既存添加物
  • 天然香料
  • 一般飲食物添加物

の4種類に分類されます。

 

既存添加物や天然香料、一般飲食物添加物は、いわゆる天然添加物。

指定添加物は、安全性と有効性を確認されたもので、厚生労働大臣が指定したもの。平成28年10月6日の時点で454品目。

 

洗剤に使われていた、界面活性剤のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムとアルキルアミンオシドは、天然のものではありません。

指定添加物の454品目の中に、それらが存在するか調べてみたところ、存在しませんでした。

ということは、アルキルエーテル硫酸エステルとアルキルアミンオシドは、加工食品に配合してはいけないということ。

 

 

界面活性剤の種類は数千と言われています。洗剤をはじめ、化粧品や食品に配合されていたり、界面活性剤が無いと、今の私たちの暮らしは成り立たないともいわれています。

 

数千種類ある界面活性剤の中から、適したものを必要な量配合して、化粧品に限らず多くの製品ができているわけです。

 

ですから、私が以前読んだ、加工食品に界面活性剤が入っているという話は、半分あっているけど、半分は間違い。

 

正しくは

「加工食品には界面活性剤が入っているけど、食器用洗剤とは別の種類の界面活性剤で、普通に食べる分には、体への影響はないとされる量の界面活性剤が配合されています。」

という感じですかね。

 

私の持っている知識なんて、たかが知れてますが、できる限り誤解のないよう、正しく伝える努力を怠ってはいけないなと感じます。私の頭ではキツイけど。

 

 

化粧品の成分の毒性の呪縛から解放されよう

あれこれたくさん塗ったからと言って、肌がキレイなるとも思いませんし、オーガニックとか自然派のコスメがダメだとも思いません。

 

オーガニックのコスメだけ集めたショップに行けば、なんか体に良いことしたような気になるし、百貨店のコスメのコーナーに行けば、ちょっとリッチな気分になったり。

バラエティショップでは、スグレモノがお手頃価格であって、楽しくなります。

おそらく店からすると、ちょろいタイプの人間。

 

そのおかげか、スキンケアやメイクも今は楽しめています。色々成分を気にしていた頃は、どの化粧品を使ったらいいのか、毒性のない化粧品はどれか、探すのにずいぶん時間を使いました。あの時間、もったいなかったな。

 

プラセボ効果というのもありますから、「これ大丈夫かな??」と気にしながら使うのは、あまり良くはないですよね。

 

日本の化粧品は、「絶対に危険な成分も、絶対に安全な成分も入っていない」と言われているわけですから、最初は慎重に試しつつ、気分よく、楽しみながら、スキンケアやメイクできた方がいいですよね。

 

多くの人は、毎日スキンケアするんですから、その時間が不安よりも、心地よさや楽しい方が肌にはいいと思います。