この記事の最終更新日は 2019年6月14日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
「肌に優しいクレンジング」
探してませんか?
そもそも、顔を洗うこと、クレンジング自体が、肌に負担になる行為なので、肌に優しいクレンジングというのは、矛盾しているとも言えますよね。
だけど、メイクを楽しみたい、仕事柄すっぴんではいられない、仕事関係なくすっぴんなど人様に見せられない(と思っている)人には、毎日のクレンジングは避けて通れません。
ということで、現時点でこれが一番肌に負担の少ないのではないか?と思う肌に優しいクレンジング方法をご紹介します。
目次
肌に優しいクレンジング決定版?メイクはオイルで浮かせて、石けんで洗い流すがおすすめ
オイルを顔になじませて、メイクを浮かせて、最後は石けんで洗い流す方法です。


メイクを浮かせるオイル、おすすめの5つ
- オリーブオイル
- 椿オイル
- セサミオイル(ごま油)
- ホホバオイル
- スクワランオイル
マッサージに使われたり、スキンケアに使われるですね。
これら5つのオイルは皮膚科医の菅原由香子先生が著書でおすすめしていたものです。
スーパーに売っているものでも、クレンジングに使えるのだそう。
ただしごま油は、ごまをいらずに絞った「太白ごま油が」においが少ないので良いそうです。色も透明のごま油です。


おすすめクレンジングオイル5種の特徴
オイルは基本的には脂肪酸とグリセリンからできています。
脂肪酸には、いくつも種類があって、オイルの種類によって、含まれる脂肪酸の種類や割合がちがっています。
とうぜん、オイルの種類ごとに性質も異なるので、肌に合ったオイルを選ぶ必要があるのです。
オリーブオイル
- しっとりとした洗い上がり。
- 乾燥肌の人におすすめ。
- オレイン酸という脂肪酸が主成分なので、ニキビが出やすい人、出ている人は悪化しやすい。
- 比較的酸化しにくいオイル
椿オイル
- オリーブオイルよりもしっとり感が強く、べとつきやすい。
- 超乾燥肌の人にはおすすめ。
- オレイン酸が多いので、ニキビが出やすい人、出ている人は悪化しやすい。
セサミオイル
- オレイン酸はオリーブオイルよりも少なく、脂肪酸の主成分はリノール酸で比較的さっぱりとした洗い上がり。
- ニキビが出やすい人や、オイリー肌の人におすすめ。
ホホバオイル
- 皮膚になじみやすく、べとつきが少ない。
- 皮脂のバランスを調整してくれるので、肌質を問わず使いやすい。
- 酸化しにくい。
スクワランオイル
- 人間の皮脂に似ていて、刺激が少なく、サラッとした使用感。
- 肌質問わず使いやすい。
- オリーブ由来のものとサメ由来のスクワランオイルがある。
- オリーブスクワランはしっとり、サメスクワランはさっぱり傾向。
- 酸化しにくい。


オイルで浮かせるメイクオフ。肌に優しいクレンジング方法と注意点をご紹介


オイルを使った肌に優しいクレンジングのやり方
- 乾いた手に、たっぷりオイルを取り、手のひらで顔を包むように軽く押さえて、肌になじませる(約1~2分)。気になる鼻やおでこは、指の腹でクルクルとさらになじませる。
- 最後に目の周りのメイクにもオイルを馴染ませる。
- ティッシュ数枚を優しく顔に当て、オイルと浮いたメイクを吸い取る。
- 適度な洗浄力の石けんを泡立てて、優しく洗う。
- ぬるま湯ですすぎ、水滴をおさえるようにして拭き取る。
オイルで浮かせるクレンジングの注意点
- オイルをメイクに馴染ませた後は、いきなりぬるま湯で流したりせず、必ずティッシュで油分を吸い取ること。
- ぬるま湯の温度に気を付け、勢いの良いシャワーで流さず、両手のひらですくったぬるま湯ですすぐこと。
顔を洗う時のぬるま湯というと、一般的には32℃くらいですが、菅原先生の著書では20℃から25℃のちょっと冷たいと感じるくらいの温度が良いそうです。
温度が低いと、汚れが落ちにくいと言われていますが、石けんで汚れを落とすわけで、ぬるま湯はすすぐだけなので、これくらいの温度でも大丈夫ということでしょうかね。

また、菅原先生の著書では、油分を吸い取るティッシュは、保湿成分が入っていないもの推奨、ぬるま湯ですすいだあとも、キッチンペーパーや、ティッシュで水分を拭き取ることをおすすめされてました。
タオルに残った洗剤や、柔軟剤の成分が肌には良くないとのこと。すごく徹底されています。
オイルでメイクを浮かせるクレンジングをやってみた。メリットとデメリットは?
菅原先生がおすすめされていたオイルの中で、ホホバオイルをチョイス。理由は家にあったから。
そして石けん。
石けんで顔を洗うと、突っ張ることが多いです。1~2回目は大丈夫でも、使い続けると乾燥が気になることもあって、正直石けんは苦手でした。
ところが、冷製法(コールドプロセス)で作られた石けんは、肌に優しいということを知りました。
「中和法」や「釜炊き法」という石けんの製法は知ってたのですが、冷製法は初耳。興味津々。
冷製法の石けんの中では、お手頃なものを見つけましたので、それを購入。
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オイルで浮かせる肌に優しいクレンジングで感じたメリット
- 洗浄目的の合成界面活性剤を含まないので、洗いすぎたりバリア機能を壊す心配が少ない。
- 鼻など毛穴のつまりやざらつきの気になるところに、クルクルじっくりなじませると、ざらつきが取れる。
- アイメイクも落とせる。
- 石けんで洗った後も、しっとり。
一般的なクレンジングは、洗いすぎのリスクを減らすため、素早くメイクに馴染ませ、さっさと洗い流すことがポイントでした。
けれど、オイルで浮かせる方法なら、洗浄目的の合成界面活性剤が入っていないので、慌てなくても大丈夫です。
手に力が入らないよう、注意する必要はありますが、毛穴汚れの気になる場所に、じっくりなじませることができます。
ついついやりすぎてしまう私には安心。
また、アイメイクは最初に、コットンで専用のクレンジングで落とすのがいいと言われてますよね。
私、ヘタクソなんでしょうね。どうしてもコットンの摩擦を感じてしまうんです。
でも、指でオイルを馴染ませるのなら、摩擦を感じることなく、キレイに落ちます。
肌にオイルが良くなじんだ状態で、洗浄力の強すぎない石けんで洗うおかげで、乾燥せずにしっとり洗いあがりました。

オイルで浮かせる肌に優しいクレンジングで感じたデメリット
- とても崩れにくいメイクは落とせないかもしれない。
- 手間がかかる。
私は普段のメイクは、クレンジングが必要なものを使っています。マスカラだけお湯で落とせるタイプです。
皮脂が出ると、Tゾーンはそれなりに崩れます。
ですから、オイルでメイクを浮かせて落とすことができるわけです。
ところが、ウォータープルーフなど落としにくいものは、どの程度落ちるのかは、ちょっと疑問です。
また、最近はW洗顔いらずのクレンジングも多いですが、オイルで浮かせる方法は、ティッシュで油分を吸い取る必要もあり、手間がかかります。



手間だなと感じる以上に、私の場合ですが、かゆみがおさまったり、メイクが良く落ちるのに、洗いすぎないので、メリットの方が大きかったです。
肌に優しいクレンジングを探している人だけでなく、石けんで落とせるメイクなのに、石けんで洗っただけでは、ちょっと残ってしまう(特にアイメイク)という人にもおすすめのクレンジング方法です。