グリセリンが入っている化粧品は肌に悪いですよ!

そんな風に言われたら、どうします?

 

「いやいや、そんなこと言われても困る。っていうか無理だから!!」

こんな風に思った人は、おそらく化粧品を買う時に、成分もきっちり見てから買う人ですね。

グリセリンフリーなんていうのもありますし。

グリセリンは本当に肌に悪いのでしょうか、調べてみました。

 

グリセリンってどんなもの?

三価アルコールの一つ。無色で甘味を有し、吸湿性をもつ粘りけのある液体。油脂の構成成分。医薬・化粧品・爆薬原料などに利用。グリセロール。
化学式はCH2(OH)CH(OH)CH2OH

 

グリセリンは化粧品以外にも、様々なものに利用されています。
身近なところでは、グリセリン浣腸。

もっと身近なところでは、我々の皮脂。
グリセリンは皮脂の成分でもあるんです。

 

そんな我々の肌に存在する成分が、肌に良くないってことあるんでしょうか。

 

グリセリンを化粧品に配合する役割

グリセリンはほとんどの化粧品に配合されている水性成分です。配合されていない物を見つけるのは難しいくらい。「化粧品の製造には欠かせない」といってもいいくらいではないでしょうか。

 

化粧品にグリセリンを配合する目的は、「保湿効果」です。

水にグリセリンを混ぜれば、化粧水が作れます。グリセリンは高い保湿効果を持っています。

また、他の成分を溶けやすくしたり、低温になっても固まりにくくする働きもあります。

 

それから、グリセリンが水と合わさると発熱する性質を利用して、温感化粧品に多く配合されることもあります。

肌にのせると、ちょっと暖かくなるクレンジングありますよね。あのタイプのクレンジングには、グリセリンが一番多く配合してあります。

 

グリセリンフリーって?グリセリンの何が悪いの??

安全性も高くて、あらゆる化粧品に配合されているグリセリン。

それをあえて避ける「グリセリンフリー」という美容法があるようです。

化粧品には、配合成分が表示されてますから、それを見てグリセリンが配合されてない、あるいは配合割合の少ない化粧品を選ぶのです。

 

グリセリンを避けるということは、グリセリンが肌に悪いという考えがあるわけです。どこが悪いというのでしょうか

 

グリセリンは肌を乾燥させる

グリセリンは高い保湿効果もありますが、吸湿性もあります。

空気中の湿度が低い環境で、高濃度のグリセリン配合の化粧品を使うと、肌の水分をグリセリンが吸い取ってしまうので、逆に肌が乾燥してしまう、というのです。

 

グリセリンはニキビの原因になる

グリセリンはニキビの原因となるアクネ菌のエサになり、ニキビができやすくなるというもの。

 

つや子
つや子
う~ん。グリセリンって肌に悪そうな気がしてくるね・・・

 

実際、グリセリンフリーをやってみた人の感想

ちょっとネットを検索すれば、グリセリンフリーをやってみた人の感想や、グリセリンを配合していない化粧品も知ることができます。

 

グリセリンフリーをやってみて良い結果が出た人は

  • ニキビができにくくなった
  • テカりにくくなった
  • 毛穴が小さく目立たなくなった

という意見が多くみられます。

 

 

つや子
つや子
実は、私もテカりにくくなった、毛穴が目立たなくなったと実感しています。

 

 

ただ、グリセリンフリーにしようと思っていたわけではありません。とろみのある化粧水は、間違いなくテカるので、シャバシャバした化粧品を選ぶようになってました。

 

化粧水のとろみはグリセリン、キサンタンガム、ヒアルロン酸によるものが多いので、とろみのある化粧水を避けることで、自然とグリセリンフリーになっていたようです。

 

ほんと、安定してテカらないのは幸せなことです。メイクも崩れにくくなるので、皮脂に強いファンデーション探しに必死にならずに済みます。

毛穴も小さく目立たなくなると、毛穴落ちの心配も減ります。

 

 

結局のところグリセリンはいいの?悪いの?どっち??

私自身グリセリンに苦手意識があります。

ネットでもグリセリンフリーで、テカりやニキビと言った、肌の悩みを解消したという人を多く見ます。

 

となると、「やっぱりグリセリンは良くないんでない?」てなりますが、本当にそうでしょうか?

だって、グリセリンって皮脂にある成分ですから。それを悪いって言われると、ちょっとつらい。

困ります。

 

グリセリンが肌を乾燥させるのは、あくまで「高濃度」の場合

グリセリンの持つ吸湿性から、肌を乾燥させるといわれることがあるグリセリン。

でも、それは、あくまで高濃度に配合された場合です。

通常化粧水の場合なら、グリセリンの配合割合は5~10%ほど。このくらいの量なら、乾燥することは無いようです。

 

化粧品メーカーだって、グリセリンの吸湿性はよくわかっているでしょうし、保湿効果のあるものは、グリセリンだけではないですよね。保湿効果を高めたければ、他の成分を配合すればいいわけです。

市販されているもので、肌を乾燥させるほど、グリセリンを配合しているのは、無いのではないかなと思います。

 

ただし、手作り化粧品の場合は注意が必要。手作りですから、配合割合は自由自在。もっとしっとりさせたいと、グリセリンの配合を増やしすぎると、乾燥を招きます。

 

本当にグリセリンでニキビが増えるのか?

「グリセリンフリーを始めたら、ニキビができにくなった」とか「グリセリンフリーを止めたら、ニキビができた」と聞くと、グリセリンはニキビの原因かな?って思いますよね。

 

さらにはサティス製薬さんが、化粧品に配合されている一般的な保湿剤が、アクネ菌の増殖にどの程度影響を与えるのか調査したところ、グリセリンがダントツ1位でアクネ菌が増えたようです。

 

  • 1,3-ブチレングリコール
  • グリセリン
  • 3-メチル-1,3-ブタンジオール
  • ジプロピレングリコール
  • ジグリセリン
  • トレハロース
  • D(+)-グルコース
  • D-ソルビトール
  • 1,3-プロパンジオール
  • キシリット
  • DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム
  • トリメチルグリシン
  • ラフィノース
  • グルコシルトレハロース/水添デンプン分解物混合溶液
  • 保湿剤を与えない(アクネ菌のみ)

 

以上14種類の保湿剤をアクネ菌に与えたもの、何も保湿剤を与えないもの(アクネ菌のみ)を対象に、どのくらい菌が増殖したかを調査

 

つや子
つや子
こういう調査結果があると、「グリセリンはニキビの原因である」と断定かな。

 

 

ですが・・・

この調査はシャーレで行われたもの。

シャーレ

平たいガラス製の容器に、寒天の培地を作りそのうえで菌が増殖するか調べます。

 

これは、実際の肌とは環境がちがうわけです。

そもそもニキビの原因とされるアクネ菌は、誰の肌にある常在菌です。ニキビがある人にだけあるものではありません

 

  • 多い少ないはあっても、みんなの肌にアクネ菌はある
  • 多くの化粧品に、グリセリンが配合されている

 

以上をふまえると、「化粧品を使っている人は、いつもニキビができている」ということになってしまいます。

 

でも、実際はそんなことないですよね。そりゃ、たまにはできるでしょうけど、みんないつもではないですよね。

皮脂もアクネ菌のエサになりますが、私は肌がテッカテカでも、ニキビができるってわけではなかったです。

 

肌にはアクネ菌だけでなく、他の常在菌の影響も受けます。ですから、グリセリンはニキビができる、増えるという単純なものではなさそうです。

 

結局のところ、グリセリンがいいのか、悪いのかっていうと、「取り立てて悪いところは無い」って感じでしょうか。

 

もしかしたらグリセリンに、アレルギーのある方もいるかもしれませんが、多くの人は安全に使える、ただし使用感の好みはあるよと。

 

一つ残る疑問、グリセリンは皮脂の分泌を増加させるのか?

私自身、とろみのある化粧水を避けて、肌がテカらなくなった実感があります。

余分な皮脂が無いと、見た目に良いだけでなく、毛穴も小さく目立たなくなりました。

 

逆に皮脂が多いと、皮脂に含まれるオレイン酸の量も増えます。実はオレイン酸が多いと、毛穴のまわりの細胞が角化不全(未熟な細胞)となり、すり鉢状の毛穴を形成します。当然毛穴は目立つようになります。

 

グリセリンフリーを試した人も、余分な皮脂の減少を実感されている方が多いようです。

グリセリンと皮脂の分泌は関係あるのでは??と思うのですが、調べてもそういった記述は見つからず、わかりません(T_T)

 

○○フリー、□□不使用から解放されると、化粧品選びが楽しくなる

化粧品に限らずですが、○○フリーとか、□□不使用とかってよく見ますよね。

「○○とか□□っていう成分は良くない」ということですよね。

つや子
つや子
「買ってはいけない」とか、気になって見ちゃいますもの。

 

でも、よくよく考えてみると、そんないうほど悪くないってことが多いです。

確かに大量に使えば悪いかもしれないけど、普通に使う分には問題なかったり。

 

私は、グリセリンが、皮脂の分泌を増やしている気はしています。

だからと言って、グリセリンの配合されて無い化粧品を探すのは、割りと大変。使える化粧品はかなり限られます。

 

とりあえずは、化粧水はシャバシャバのものを使って、スクワランオイルや軽めのクリームならテカらずにすんでいます。グリセリンを気にするのは化粧水のみで、あとは好きに選びます。

 

化粧品の成分を気にしすぎていた頃は、「これもダメ、アレもだめ、そしてこれは高い!!」と、化粧品を選ぶのが大変でした。

今は、クレンジングや洗顔さえ間違わなければ、肌の状態は安定しているので、いわゆるケミカルなメイクも楽しめます。

つや子
つや子
カラーも豊富で、お財布にも優しい

 

何でも否定からはじめると、楽しみも半減してしまう、そんな気がしています。