気温も上がり、汗をかく季節になりました。

顔、かゆくないですか?かゆみを感じるなら、それは肌のバリア機能が低下しているのかもしれません。

 

でも、大丈夫。肌のバリア機能は、簡単な方法で回復します。

そして、なぜ肌のバリア機能が低下するのか、どうすれば回復するのか、それがわかれば、脱敏感肌も夢じゃないですよ。

 

 

肌のバリア機能とはこんなに頼もしい

 

こちら肌の断面図。

バリア機能とは、この角質層(角層)の部分の事です。

 

  • 角質細胞の中にはNMF(天然保湿因子)があります。
  • 角質細胞の間は、セラミドなどの細胞間脂質で満たされ、角質細胞同士をくっ付ける役割をしています。

 

  • 角質細胞とNMFと細胞間脂質の働きによって、肌表面をガードして、外からの刺激から肌を守り、肌の水分の蒸発を防いでくれています。

特にセラミドは、水分を挟み込んで逃がさないので、肌の水分の蒸発を防ぐためには、とても重要です。

 

さらには、肌から出る皮脂は、汗と合わさって皮脂膜となり、大きくはないけれど、肌を守る役割をしています。

 

角質層は約0.02mmの厚さで、サランラップくらい。こんなに薄いのに、ガッツリ仕事してくれる頼もしい存在です。

 

いつも守ってくれているのが当たり前ですが、失ったときにその大切さに気づきます。

 

 

バリア機能が低下した肌はどうなる

 

バリア機能が低下すると美肌にはなれない

バリア機能が低下した肌は、こんな状態です。

 

バリア機能のもととなる、角質細胞やNMF、細胞間脂質が減る、無くなった状態になります。

そうなると、ガードしてくれるものが無いので、外部からの刺激を受けやすくなります。

水分を保つ働きも低下し、蒸発しやすくなります。

 

しかも、通常なら真皮に存在している神経線維が表皮まで伸びてきて、刺激を感じやすくなります。

 

バリア機能が低下した肌というのは、刺激を受けやすく、またその刺激を積極的に受ける肌と言えますね。

 

 

バリア機能が低下する主な原因

 

  • 間違ったスキンケア

いわゆる洗いすぎというやつです。必要以上に洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使っっていると、大事な細胞間脂質も一緒に洗い流されてしまいます。

また、洗う時やスキンケア化粧品をつけるとき、こすってしまうと、角質細胞がはがれてしまいます。

 

 

  • 加齢による細胞間脂質の減少

歳とともに、細胞間脂質は減っていく傾向にあります。

 

 

  • 紫外線に当たる

紫外線には肌のバリア機能を低下させる働きがあります。

 

 

バリア機能が低下した肌にある主な症状

  • 肌が乾燥する

肌の水分が蒸発しやすいので、肌は乾燥しがち。

 

 

  • 肌が痒い

外部の刺激に敏感になります。ちょっと汗をかいただけでも、髪の毛や埃が肌に触れただけでも痒みを感じます。

 

 

  • テカりやニキビの原因になる

肌が乾燥するので、皮脂の分泌が増えることがあります。その結果肌がテカったり、毛穴が詰まってニキビの原因になることも。

 

 

・・・、これらの症状、すべて経験済みです。

原因は、間違ったクレンジング。ポロポロと角質が取れるタイプのクレンジングだったので、おもしろくてね、ついついやり過ぎてしまいました。

 

夏場で、汗もかきやすい時期だったので、痒みはつらかったです。お風呂で髪の毛や顔、体を洗って、湯船につかるでしょ?すると、ふあっと毛穴が開いた感じがしますよね。もうその時点で痒いんです。痒みを感じるのに目に見える汗はいらないんです。

で、そのあとタオルで拭いても、やっぱり痒い。

 

見た目にも、肌が痩せたような感じでハリも無く、毛穴は目立つし、テカりも気になりました。

 

 

肌のバリア機能を回復させる方法

 

バリア機能を回復させるために1番の方法

待つことです。

 

とにかく待つしかないんです。

角質細胞とNMF、細胞間脂質がそろうことで、バリア機能を果たしているわけですよね。

セラミドなど保湿成分は、スキンケアで補うことはできるけど、無くなってしまった角質細胞は、どうすることもできません。

ターンオーバーによって、角質細胞ができるのを待つしかないんです。

 

角質細胞ができるのを待ちつつ、できるだけ刺激の少ないケアをするしかないんです。

 

 

スキンケア化粧品は角質層になじませるもの

肌が敏感になると、敏感肌用のスキンケア化粧品を試してみたり、保湿を沢山してみたり、何かつけるケアでどうにかしようとしがちですよね。

私もセラミド入りのクリームを、せっせと塗りました。

 

でもね、スキンケア化粧品て、基本的には角質層に馴染ませるものです。「※角層まで」ていう注意表示がちっさく書いてあるの見たことありませんか?

角質層に馴染ませて肌表面を整えるものなんです。その角質層があまりないとなると、肌へのなじみも悪いわけです。

敏感肌用のスキンケア化粧品って、比較的価格も高いことが多いですよね。高いは、なじまんわでは、なんかもったいない。

 

それに、刺激を受けやすい状態ですから、積極的なスキンケアは控えたほうが良さそうですね。

 

 

余計なことはしない。

積極的なスキンケアは控えつつ、今までやっていた余計なことはやめてみましょう。

 

  • 必要以上のクレンジングや洗顔を止める

バリア機能が低下する、主な原因は洗いすぎですから、そこは改善する必要がありますよね。軽いメークしかしないのに、ガッツリメイクもごっそり落とせるクレンジングでは、ちょっと洗浄力が強すぎます。

洗顔料も、泡立ちやすいからと、量が多くなってませんか?

また、洗い流す水の温度も高すぎませんか?だいたい32~34℃くらいがよいといわれています。

 

 

  • 肌をこすらない

顔を洗う時、拭くとき、スキンケア化粧品を使う時、こすっていませんか?

 

 

肌の状態にもよりますが、顔を洗ってワセリンで水分蒸発を防ぎつつ待つのが、おそらく近道だと思います。

とはいっても、毎日すっぴんで過ごすことが難しい人もいますよね。クレンジングなどの洗浄力を見直して、こすらずケアするだけでも、違ってきますよ(経験談)。

 

ただし、かゆみなどの症状が強い、改善が見られないときは、すぐに病院へ行きましょう。そして先生のおっしゃることを素直にききましょう。

 

 

バリア機能を知れば肌は安定、脱敏感肌

 

私は今まで、何度か汗をかくと顔のかゆみを感じる時期がありました。

そのたびに、この化粧品が合わないのかな、この成分がダメだと、犯人探しをするように、原因を探っていました。

 

でも、今思えばバリア機能が、低下していたんだなとわかります。それつかって、そんな洗い方すれば、そりゃ角質もなくなるわなと。

化粧品が原因と言うより、自分の肌のバリア機能が低下していただけ。

 

実際に最初から肌が敏感な人って少ないそうですよ。もちろん、アレルギーなどで、どうしても会わない化粧品や成分もあるでしょうけど、日ごろのケアで敏感にしているのが多いのだそう。

 

かゆみが落ち着き、バリア機能が回復したら、またメイクも楽しめます。今でもちょっとかゆみがあれば、「このやり方はちょっと強かったな、バリア機能が低下するからひかえよう」と、引き算のケアで修正できるようになりました。慌てて、敏感肌用の化粧品を探すことも無くなりました。

 

バリア機能が低下する原因を知って、キープすることが出来れば、肌は安定してきます。スキンケアやメイクもあきらめず、楽しめると思います。