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この記事の最終更新日は 2019年3月20日 です。現在は状況が異なる場合がありますので予めご了承ください
そういえば、栗九の曲げわっぱのおひつを買って、1年が経ちました。
値段がそこそこするので、迷いに迷って購入に踏み切ったわけですが、買ってからも、木製のおひつなので、カビが生えないかどうか、ズボラな私でも手入れができるか、心配な点もありました。
さあ、そんなズボラな私の元へやってきたおひつ、1年たってどうなったでしょうか。
改めて栗九さんの曲げわっぱのおひつについてレビューします。
こちらが買って約半年のレヴューです。
目次
栗九の曲げわっぱのおひつを1年使ってみて、カビや黒ずみは?
我が家は、白米LOVEなので、毎日ご飯におかずという献立です。
クリスマスも、バゲットが登場することなく、チキンをおかずに白米をわっしわし食します。
麺類は、土日にたまに登場するくらい。
なので、おひつはほぼ毎日使いました。
さて、そんな我が家に毎日酷使されたおひつはというと・・・
木製なので、心配していたカビも黒ずみもまだありません。
ちなみに、おひつが黒ずんでも、特に問題は無いのだそう。まあ、気分の問題ですな。
これもひとえに、レンジにかけられる栗九さんのおひつのおかげです。
電子レンジOKなおひつは手入れをラクにしてくれる
栗九さんの曲げわっぱのおひつは、金具を一切使ってないんですね。
ですから電子レンジに入れても、火花が散ることがないんです。
でも、電子レンジOKといっても、ごはんを温めるわけではありません。
「湯切り」をするために、電子レンジを使います。
木製のおひつは、洗ってからしっかり乾かさないといけません。
その時に、湯切りといって、熱湯をおひつにかけると、蒸気とともに早く水分が抜けて、乾きやすくなります。
この作業を、栗九さんのおひつなら、電子レンジで行うことができます。
洗って、清潔なふきんで拭いてから、おひつのフタをした状態で、1分レンジにかけます。
すると、おひつを取り出してフタを開けると、ふわ~っと蒸気があがります。
見てわかるくらい、表面がどんどん乾いていくのです。
あとは、フタを開けたままおいておけば、完全に乾かすだけです。らくちん。

「毎回お湯を沸かして、おひつにかけて・・・」という作業なら、使い続けられた自信はちょっとないです。
ただ、レンジで1分で湯切りできるのですが、ついつい電子レンジから取り出すのを忘れることも、時々ありました。

この1年間で、おひつが電子レンジの中で、一夜を過ごしたのは1度や2度ではありませんが、それでもなんとか無事です。
電子レンジは、内側から加熱するものなので、おひつも木の内部も加熱できたから、カビが生えずにすんだのかなと思っています。
おひつに入れたご飯、夏場でもご飯が傷んだりしない?
カビや黒ずみの他に、心配なのがおひつに入れたご飯が傷んだりしないかですよね。
ネットなどでは、「杉の抗菌力で2~3日はご飯が傷まない」というのを見かけます。
昔はそうだったのかもしれませんが、今は気密性の高い住居、夏の異常な暑さもあり、事情がちがいます。
そこで、おひつを買う時に、聞いてみたところ、「最近の異常な暑さでも、丸一日は大丈夫」という返事をいただきました。
我が家は、夜にご飯を炊くスタイル。そして残りは、おひつに入れたまま保存し、朝や昼に頂きます。
日中はエアコンを入れますが、寝るときは消します。
2018年は猛暑でしたが、それでもおひつに入れたご飯が傷むことはなく、美味しくいただきました。
買ったおひつのサイズは5合。
ほぼ毎日3合のご飯を炊いて、翌日には食べきるようにしています。
ですから、そんなに何日も持たなくても、我が家では十分です。
そもそも、5合炊いても、2日分のご飯には足らないし・・・。
鍋炊きごはんの不満を解消し、ごはんを美味しくしてくれるのがおひつ
炊飯器より早く炊けるので、お鍋でご飯を炊く人も多いですね。
早く炊けるだけでなく、美味しく炊き上がるメリットがある反面、鍋炊きごはんのデメリットもあるわけです。
- 米粒が鍋に持ってかれる
- 保温できないので冷めるので、食べる時間に合わせてごはんを炊かないといけない。
- 時間がたつと水滴で、ごはんがベタっとする
私が鍋でご飯を炊いていた時に感じていたデメリットです。
このデメリットを、おひつがすべて解消してくれました。
おひつを使えば、鍋に米粒がくっつきにくい
鍋でご飯を炊いて、蒸らしたら、ごはんをほぐすように混ぜますよね。
すると、鍋にご飯粒がたくさんつきますよね。
そして、食後鍋を洗おうと思うと、米粒がくっついて取れにくい。
そりゃそうですよね、食べてる間は、米粒がくっついたまま放置されてるわけですから。
しかも、その米粒の量は結構多い。

この米粒問題も、おひつを使えば解消されます。
炊き上がったご飯を、混ぜてほぐす前におひつに移すと、鍋に米粒が付きにくいです。
混ぜる前なら、スルッと米粒が鍋から離れます。塊のままおひつに入れて、ほぐすのはおひつの方で。
おひつも、思ったより米粒がくっつきにくいですよ。
おひつがあれば、いつご飯を炊いても美味しい
おひつを使う前は、食べる時間に合わせて、ご飯を炊いていました。
炊いて、蒸らして、すぐ頂きますってできるようにしていました。
鍋で炊くと、保温機能は無いので冷めるし、炊き上がったご飯を、鍋においておくと水滴でご飯がベタつくからです。
それも、おひつで解決です。
「おひつはご飯を美味しくする道具」と言われるように、余分な水分をとって、ごはんを美味しくしてくれます。
しかも、冷めてもご飯が美味しいんです。
あつあつでなくても、充分美味しいご飯が頂けます。
余分な水分をとってくれるので、ベタつきもゼロ。
おひつがあれば、炊き立てにこだわる必要が無いのです。
先にご飯を炊いて、あとで食べる直前に作りたい揚げ物、焼き物を作り、熱々のおかずを提供することも可能です。
我が家は2口コンロなので、できたてを食べたいおかずが2品あると、ちょっとキツイ。
昨年2018年は、猛暑のせいか台風の勢力も強かったです。
家は揺れるし、電気はチカチカ不安定で、台風がとても怖かったです。
その後は台風が来ると聞けば、事前にご飯を炊いて備えるようにしました。
白いごはんがあれば、ある程度は何とかなりそう。
ご飯などの糖質の取りすぎは、肌の糖化を招いてしまいますが、糖質も大事な栄養素。
おひつに入れたご飯は、美味しいのでつい食べ過ぎてしまいそうですが、量はほどほどに、ご飯を美味しく頂くため、これからも大事に、栗九さんの曲げわっぱを使おうと思います。