年齢とともに、肌のターンオーバーは遅くなる

これは事実です。

 

だからと言って、ターンオーバーを促すケアをすれば、美肌になるとは限りません。

不思議ですよね。

 

今日は、我々40代が、どう肌のターンオーバーと向き合い、ケアすればいいのかというお話です。

 

理想的なターンオーバー

ターンオーバーとは・・・

表皮が生まれ変わってこと。表皮の新陳代謝。

 

表皮の基底層で、細胞分裂によって新しい細胞ができます。そして、有棘細胞、顆粒細胞へと形を変えながら、約2週間かけて、表皮に到達します。

 

そして、角化し角質細胞となって、2週間角層にとどまります。

 

角質細胞は、バリア機能として働き、最後はアカとしてはがれ落ちていきます。

約28日間で表皮が生まれ変わるのが、理想的なターンオーバーと言われています。

 

 

正常なターンオーバーは、美肌になるためには欠かせない

ターンオーバーが正常に行われると、いいことがいっぱいです。

保湿効果がアップ。自ら潤う、乾燥知らな肌になる

正常なターンオーバーによって、細胞はしっかり成長します。そして、角質細胞となるときに、充分なセラミドやNMF(天然保湿因子)などの保湿成分を放出することで、自ら潤う肌になります。

 

また放出されたセラミドは、角質細胞同士をつなぎ合わせ、バリア機能を強固なものにするので、肌の内側からの水分の蒸発も防いでくれます。

 

外部からの刺激にも強い肌になり、脱敏感肌

正常なターンオーバーの元では、バリア機能も十分に働くので、外部からの刺激にも強い肌になります。

 

シミのできにくい肌になる

シミのできるのは、基底層にあるメラノサイトが、紫外線などの刺激から、肌を守ろうとメラニン色素を生成し、定着するからです。

ターンオーバーが正常に行われていれば、メラニン色素が生成されたとしても、どんどん肌の表面に押し上げられ、最後ははがれ落ち、メラニン色素が定着しにくくなります。

また、潤った肌は、乾燥した肌よりも、紫外線からのダメージに強いと言われています。

 

大人ニキビの改善

思春期の頃のニキビは、過剰な皮脂の分泌が主な原因でした。

大人のニキビは、過剰な皮脂というよりも、角栓が主な原因です。

ターンオーバーが遅くなり、古くなった角質が毛穴のまわり増えてきて、やがてつまり、角栓を作ります。

分泌された皮脂は出口が無くなるので、毛穴の中にたまり、やがて炎症が起こります。これが大人のニキビができる原因です。

 

ですから、古くなってたまった角質を落としてあげると、皮脂は毛穴にたまることなく肌の表面に分泌され、炎症を起こすことも無くなります。

 

乾燥・小じわの改善

ターンオーバーが正常な肌は、保水力も高まりますので、乾燥からできる小じわもできにくくなります。

 

脱テカり肌

肌が自ら潤えば、余分な皮脂は分泌されにくく、テカりにくい肌になります。

 

 

「年齢肌はターンオーバーが遅くなるから、角質ケアが必要」とは限らない

年齢とともにターンオーバーは遅くなり、40代になると40日ほどかかるといわれています。

つや子
つや子
ターンオーバーが正常だと、肌にいいことがいっぱい。それなら、遅くなったターンオーバーは、古い角質をさっさと落として、早めちゃえばいいよね?

 

ターンオーバー先生
ターンオーバー先生
ちょっと、お待ちなさい!
加齢は、ターンオーバーを遅らせる原因の一つに過ぎないよ。

 

加齢によって、新しい細胞が作られる、基底細胞自体の機能が低下するので、ターンオーバーが遅くなるのは事実。

ターンオーバー先生
ターンオーバー先生
遅いのも良くないけど、早ければいいってもんじゃないんだよ。

 

 ターンオーバーが早すぎると、美肌にはなれない

ターンオーバーが早い肌は、十分成長する機関が無く、未熟な細胞のまま角質細胞になります。

未熟な細胞は、角質細胞となるときに、十分なセラミドやNMF(天然保湿因子)を放出することができません。

その結果、美肌からどんどん遠のいた肌になってしまうのです。

 

乾燥肌になる

十分なセラミドや、NMF(天然保湿因子)が放出されないので、水から潤うことができません。

また、角質細胞同士をつなぎ合わせる、セラミドなど細胞間脂質も不足するので、充分なバリア機能が働かず、肌の内側の水分も蒸発しやすく、乾燥肌を招くことになります。

 

バリア機能の低下によって、敏感肌になりやすい

ターンオーバーが早い肌は、十分なバリア機能が働かないので、外部からの刺激も弱い、敏感肌になりやすいです。

 

テカりやすく毛穴の目立ちやすい肌に

ターンオーバーが早い肌は、肌が乾燥しがです。それを解消しようと皮脂の分泌が盛んになることがあります。

皮脂が必要以上に分泌されると、テカりやすくなります。

また、見た目の問題だけでなく、肌の上で皮脂が酸化することで、肌にダメージを与えたり、毛穴が目立つようになることも。

 

つや子
つや子
なるほど。大事なのは、ターンオーバーが正常であることね。

 

ターンオーバーが乱れる原因

加齢(遅れる)

 

洗いすぎ(早まる)

必要以上に洗いすぎたり、ゴシゴシこすったりすると、必要な角質をはがすことになります。

必要な角質が無くなれば、肌は急いで次の細胞を、作らないといけません。十分成長する間もなく、上へと押し上げられていき、結果としてターンオーバーが早まるのです。

 

中でも、注意すべきはクレンジング。

 

メイクを落とすので、どれもそれなりに洗浄力は持っています。ですから、長時間肌にのせたり、マッサージするのはご法度です。

 

また、クレンジング以外にも「角質ケア」「くすみスッキリ」と書かれたスキンケア化粧品も、注意が必要です

 

表面の角質を落とせば、一見、すぐにしっとりとした肌になります。とても手っ取り早く手触りの良い肌になりますが、未熟な細胞を生むことになりやすいです。

 

皮脂は洗いすぎても、すぐに分泌されて元通りになります。でも、角質は取りすぎると、下から新しい角質が、押し上げられるのを待つ必要があります。すぐには元通りになりません。

しかも、慌てて作られた細胞は、もろくて刺激にも弱い細胞です。十分に成長した細胞に入れ替わるまでは、時間がかかります。

 

肌がゴワゴワしてきた場合には、良いケアではありますが、毎日使うには注意が必要です。

 

紫外線

紫外線の肌へのダメージはすごいです。

ダメージを受けると、肌は回復させるためにターンオーバーを速めます。

 

また、ダメージから守ろうと、角質を暑くします。すると角質厚皮という状態になり、ゴワゴワとした手触りの良くない肌になります。

 

ホルモンバランスの乱れ(遅れる)

女性ホルモンと肌は、密接な関係にあります。

月経後、排卵日に向かって分泌が増加するエストロゲンは、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成や、ターンオーバーを促してくれます。

美肌ホルモンと呼ばれたりもしますね。

 

一方、排卵後から月経まで分泌されるプロゲステロンは、皮脂の分泌を増やします。

 

更年期に向かって、徐々にエストロゲンの分泌は減っていき、ターンオーバーも遅くなっていきます。

 

睡眠不足(遅れる)

眠りはじめてから、約3時間後の深い眠りは、成長ホルモンの分泌が盛んになります。

この成長ホルモンは、食事によって得た栄養を吸収し、細胞を活性化させ、傷んだ細胞の修復に役立っており、ターンオーバーを促します。

 

睡眠不足や、眠りが浅いなど、成長ホルモンの分泌が少ないと、肌のターンオーバーも遅くなります。

 

栄養不足(遅れる)

「自分の体は、自分が食べたものでできている」

 

この言葉がすべてですよね。

白米や麺類は、エネルギーにはなっても、細胞になることはできません(美味しいけど)。

タンパク質、ビタミン類など、しっかり栄養を取ることが大事です。

 

ストレス(遅れる)

過度のストレスが加わると、自律神経の乱れに繋がります。自律神経が乱れると、血流も悪くなり、せっかく十分な栄養を取っても、全身へ運ぶことができません。

ターンオーバー先生
ターンオーバー先生
ターンオーバーを遅らせる原因のほうが多いね。でも、角質を落とすのは一瞬。簡単にターンオーバーは早まるよ。

ターンオーバーを正常化する方法

つや子
つや子
ターンオーバーを正常化するためには、さっきの「ターンオーバーが乱れる原因」と逆のことをすればいいのかな?

 

ターンオーバー先生
ターンオーバー先生
そのとおり!
加齢や、ホルモンバランスなど、どうにもできないことはあるけれど、できることはやった方がいい。美肌になるだけじゃなく、健康にも繋がるよ。

 

食事によって、十分栄養をとること、質の良い睡眠、ストレスとも上手に付き合うことが、正常な肌のターンオーバーだけでなく、健康に過ごすためには大切です。
また、運動によって、血流を促すことも、ターンオーバーの正常化には効果的です。

 

 

アーモンド入りチョコレートを食べると、ターンオーバー正常化するって本当?

チョコレートで有名の株式会社明治さんが、アーモンド入りチョコレートを継続して食べると、ターンオーバーの改善に役立つ効果があるって確認したそうな。

おまけに、便秘にもいいそうな。

 

どんな風に調べたかというと・・・

30歳以上60歳未満の健康な女性33名を

アーモンド入りブラックチョコレートを食べる摂取群17名

アーモンド入りブラックチョコレートを食べない日摂取群16名

 

のグループに分けて、

皮膚の多重剥離度や血中TARC濃度の測定、肌の調子に対するアンケート、お通じの調査などを行ったそうです。

ちなみに期間は8週間。チョコレート摂取群の人には、1日8粒食べてもらったそうです。

 

ターンオーバーの改善

多重剥離度というのは、粘着テープを肌に貼ってはがし、テープにくっついた角質細胞の状態を検査するものです。

ターンオーバーが乱れたり、荒れた肌では、角層が何層も重なってはがれる、多重剥離が起こるようです。

健康な肌の場合は、表面の一層がはがれるだけです。

 

今回の明治さんの調査では、チョコレートを食べていたグループでは、多重剥離度が低下し、ターンオーバーの改善がみられたようです。

 

肌あれの改善

また、皮膚の炎症を調べる血中TARC濃度も、チョコレートを食べて8週間ほどで血中TARC濃度が下がり、肌の炎症(肌あれ)が改善されたようです。

 

 

そして、実際に対象女性にアンケートを取ると、「肌の調子が良い」と答えた人が、チョコレート摂取群のグループに多くいたようです。

お通じに関しても、チョコレート摂取群の方が回数が増えたとのこと。

 

なぜアーモンド入りチョコレートが、ターンオーバーの正常化に役立つのか

もともと、チョコレートの主原料であるカカオ豆は、食物繊維やカカオプロテインが豊富で、整腸作用やお通じの改善効果があることがわかっていました。

 

そして、アーモンドは食物繊維の他に、ビタミンB2やビタミンEなども豊富で、オレイン酸などの良質な脂質も含まれます。

さらに、チョコレートのカカオポリフェノールによる抗酸化作用もあります。

 

お通じの改善と、良質な成分によって、何らかの肌への良い影響があるのでは?という期待から調査が行われたようです。

 

実際に、アーモンドだけ食べるよりも、アーモンドとともにチョコレートを食べるほうが、ポリフェノール、オレイン酸、ビタミンE、食物繊維など、体に良い成分をより一層多く摂取できるそうです。

 

で、そういった質の良い栄養素とお通じの改善によって、ターンオーバーが改善し、「肌のコンディションも良くなった」という結果に繋がったのではないか?ということのようです。

つや子
つや子
わーいっ。好きなチョコレートを食べて、美肌になるなんて幸せ~。

 

ターンオーバー先生
ターンオーバー先生
お待ちなさいな。
テカる原因にもなるよ。
それに、気を付けないと、太るかもしれないよ。
つや子
つや子
・・・。
そう、チョコレートって糖分も多いですよね。

8粒というと結構な量です。質が良いとはいっても、脂質は多い。

ターンオーバーは改善されても、肌の糖化や、ニキビ、テカりなどが気になります・・・。

継続して食べるのは、ちょっと難しい気がしますね。

 

ターンオーバー先生
ターンオーバー先生
体の内側から、肌を改善させようと意識するのは良いこと。
でも、ターンオーバーの正常化に限らず、何か一つだけで肌をどうにかしようとするより、コツコツ積み重ねていく方が大事だよ。
つや子
つや子
わかりましたっ。