「若いころは、着たい服を着ていたけれど、歳を重ねると、何を着ていいのかわからない」
これは、私のまわりでよく聞く話ですが、共感頂ける方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
若いころと同じようなものを選ぶと、どうもしっくりこない。
だからといって、40代をターゲットにしたブランドは値段が高い。
手ごろな価格で、若作りしすぎず、でも若々しく・・・
そりゃそんなこと考えていたら、着るものに困ってしまいますよね。
で、ついつい落ち着いたカラーの服ばかり選んでませんか?
おどろいたことに、肌も色を認識しているそうで、そのチョイスが老ける原因になるかもしれませんよ。
だからって、派手な色はちょっと・・・という方、大丈夫です。
目次
色の持つ効果は侮れない、明るい色で若々しく
明るい色の服を着ていると、気分も明るくなって、若々しくなる。


色が人の感情や行動に与える効果って、意外と大きいものです。
赤色は興奮を呼び、活力を与える色です。
一方、青色は冷静になれる色、緑色はリラックス効果があるといわれていますよね。
わかりやすいところで言えば、食欲。
ホカホカのご飯は、食欲をそそります。
でも、青いご飯だったらどうでしょう。
たとえ、味が同じだったとしても、食べたいな~、美味しそうだな~って気持ちには、なりにくいのではないでしょうか。
色がちがうだけで、人の行動は変わってくるわけですね。
ここで、簡単に色の持つ心理的な効果をご紹介します。
赤色
活力、情熱、興奮、怒り
元気が欲しい、やる気を出したいときなどに強いエネルギーをもたらす。
交感神経を刺激し、脈拍や体温の上昇。
ピンク色
恋愛、幸せ、思いやり
ホルモンバランスを整える
黄色
希望、喜び
集中力アップ
緑色
安心、癒し、安定
緊張をほぐし、リラックス効果がある
青色
冷静、爽快感
鎮静作用があり、精神を落ち着かせる
紫色
優雅、高貴
集中力アップ
黒色
力強さ、高級感
威圧感を与える
白色
純真、純潔
過去をリセット
落ち着いた色にもいいところはありますが、明るい色の方が、活発で元気になる心理的作用があるようです。
気持ちが元気であれば、行動も変わってきますよね。
外に出て、体を動かしたくなるかもしれませんし、おしゃれして買い物に出かけたくなるかもしれません。
そうなると、運動量も増えますから、体系維持にも繋がりますし、肌にも良い影響があるはずです。
結果的に明るい色の服を着ることは、若々しさを保つことに役立つということです。
いつまでも若々しくいたい。ベストな色は?
若さを保つのに役立つベストな色はピンクだそうです。

結婚してから、「恋愛運アップ」というフレーズに、興味が無くなった女性も多いのではないでしょうか。
ピンク=恋愛運というイメージが強いですが、それだけではありません。
ピンクは、幸せな気持ちや、やさしい気持ちにさせるだけでなく、女性ホルモンの分泌を助けてくれるのだそうです。
女性ホルモンは肌にハリを与えたり、女性らしい体を作るのに役立つものです。
加齢によって、女性ホルモンは減っていくものですよね。
その女性ホルモンの分泌を、助けてくれるのは嬉しい限りです。
色を見ているのは目だけじゃない。実は肌も色を感じている。
おどろくことに、目だけではなく、肌も色を感じていることがわかっています。

人間の目の網膜には、光の色や明暗を感じ取るタンパク質(オプシン、ロドプシン)が存在します。
それと同じたんぱく質が、肌にも存在しているのです。

角層にはバリア機能がありますよね。
バリア機能が、正常に働いている状態を100とします。
バリア機能がこわれてしまった状態を0とします。
この0の状態を、暗いところに置いておくと、24時間で再び100に戻ります。
バリア機能がこわれたあと、
- 1時間だけ赤い光にあてた→暗いところに置いた場合より、回復が早くなった
- 1時間だけ青い光にあてた→暗いところに置いた場合より、回復が遅くなった
- 1時間だけ白い光にあてた→暗いところに置いた場合と変わらない
- 1時間だけ緑の光にあてた→暗いところに置いた場合と変わらない
このように、赤い光にあてると、バリア機能の回復は早まり、青い光にあてると、回復が遅くなったという実験結果もあるようです。
目をつぶって、脳で何色かを判断することはできないけれど、肌は独自で色を感じ、影響を受けているということになりますね。
明るい色で若返るといわれても、明るい服を選ぶ勇気が出ないという方へ

今まで、地味な落ち着いた色の服を着ている人にとって、急に明るい色の服を選ぶのは、なかなか勇気がいりますね。
そんな方に、明るい服を選ぶために、できることを考えてみました。
パーソナルカラー診断などで似合う色を知る
プロの診断士の方に見てもらうのが、一番いいのですが、本やネットでも大まかな診断はできますね。
もちろん好みの色とはちがうこともありますが、客観的に見て似合う色を、知っておくことは大切です。
今まで、落ち着いた色の服を着ていたのが、急に明るい色の服を着れば、違和感があるのは当たり前ですよね。
そこで「やっぱ変かも・・・」と思うと、おそらくその服は、着ることが無くなります。
でも、客観的に似合う色だとすれば、「今は見慣れていないだけ」と思えるのではないでしょうか。
着ているうちに、慣れてくるでしょうし、客観的に似合う色なら、きっと周りの人の評判もいいはず。
「春」に便乗する
秋冬は、シックな落ち着いた色の服が多いですよね。
でも、春になると一気に明るい色の服が、店に並びます。
当然、明るい色の服を着ている人も増えますね。そこに、便乗してしまうのです。
多くの人が、落ち着いた色の服を着る中で、自分だけ明るい色の服を着るよりは、ハードルが下がるのではないでしょうか。
そんなに人の服の色なんて気にしないし、覚えていない
そもそも、明るい色の服を着る勇気が出ないのは、周りの目が気になるからではないでしょうか?
変じゃないかな?(って他人に思われてないかな?)
そんなことが、頭をよぎるのだと思います。
でも、案外他人の服の色なんて、気にしていないし、覚えてないもんです。
それでも明るい色の服は無理って人には、ピンクの呼吸法
いくらピンクが若さを保つのに良い色といっても、私にとってはハードルが高いです。
ここ10年、私の私物でピンクの物って、多分ありません。
そんなピンクと距離をとってきた方に、おすすめなのが、ピンクの呼吸法。



ピンクの呼吸法というのは、ピンクをイメージして呼吸することで、若返り美しくなるというもの。
実際に外国人女性が、この呼吸法で、20歳も若く見られるようになったんだとか。
ピンクの呼吸法のやり方
- 体の中の、悪い毒素を吐き出すイメージで、息を吐く。
- ピンクをイメージしながら息を吸い、ピンクの空気で体が包まれていることをイメージする。
- ゆっくり息を吐く。
これを繰り返します。簡単です。
サクラなど、ピンクの花に囲まれているのをイメージすると、気分もいいですよね。
そんなことホントにあるの??って話ですが、イメージって大事だと思っていますし、できることは、やっていこうというスタンスです。
これで、キレイになれるなら儲けもんです。
ゆっくり意識して呼吸をすることは、気持ちを落ち着かせ、ストレスにも効果があるので、やってみて損は無いはずです。
